小・中学生が使用する参考書や問題集には、数多くの種類があります。
内容で分類すると、
- 児童・生徒が使用している特定の教科書に沿った準拠版
- どの教科書にも対応するようにつくられた標準版
の2種類があります。
また、流通で分類すると、
- 一般書店の店頭で並んでいるもの(店売品)
- 学校や塾へ直接納品されるもの
があります。
また、入学試験の模擬試験に使われる問題などもあります。
弊社では、小・中学校学習参考書および問題集については、一部の自社発行物を除いて、ほとんどを出版元からの請負事業として承っています。いわゆる編集プロダクション業です。
弊社のスタッフには長年にわたる教科書編集の経験者がいます。
参考書や問題集の原点ともいえる教科書づくりのノウハウを保持していますので、それを生かした制作が可能であり、また、参考書や問題集独自のノウハウも合わせて持ち合わせているので、質の高い制作作業が可能です。
企画から原稿執筆、編集、DTP、印刷製本まで幅広く対応
教科としては、需要の関係から主要教科が中心になっていますが、体育などの技能教科にも対応することができます。
また、作業は、企画から原稿執筆、編集、DTP、印刷製本まで、幅広く対応することができます。
また、模擬試験の問題づくりにおいては、最近の出題傾向を分析し、入試対策の一助となる良質の問題をつくる体制を確保しています。
特に最近は、知識や技能だけを問うのではなく、表現力や説明する力を問う問題が増える傾向にあります。
これらについても、新しい傾向を把握し、質の高い問題を提供することが可能です。
学習指導要領の改訂を伴う改訂時には、出版元と企画段階から共同作業を行うことが可能
教科書はほぼ4年に一度、改訂されます。
最近では、小学校の教科書が令和2年度から、中学校が令和3年度から、それぞれ改訂されています。
これらの教科書の基準となる学習指導要領は、平成29年に告示され、令和2年度から完全実施されたものです。
学習指導要領はほぼ10年に一度、改訂されますので、現在発行されている教科書が新学習指導要領における初回の版となっています。
弊社では、新しい学習指導要領の審議状況に注目して最新の情報を入手し、新しい教育の方向を見据えて研さんに励んでいます。
そして、教科書編集の経験から、新しい学習指導要領が公表されると、その傾向を的確に読み取り、それを参考書や問題集の制作に生かすことができるようになります。
この結果として、学習指導要領の改訂を伴う改訂時には、版元と企画段階から共同作業を行うことが可能です。
私たちは、小・中学校における義務教育で、最新の教育に関する情報と学校現場の意見を取り入れた良質な参考書や問題集づくりを行うのはもちろんですが、
「この方が子どもたちに分かりやすいのではないか」「こんな図や説明があれば興味が湧くのではないか」「どんな表紙やサイズだと手に取ってもらいやすいか」
など、実際に活用する子どもたちのことを第一に考え、より適切で学力向上につながる教材の制作に貢献しています。