星田直彦の雑学ブログ_2
アトラス 【社会】
地図帳のことを「アトラス」と呼ぶことがある。
その昔、ギリシャ神話の巨人アトラスを地図帳の巻頭に描いたことに始まるそうだ。
そういえば、アトラスは何か球体をしょっている。
あれは、何だ? 地球なのか?
アトラスはギリシャ神話に出てくる神様で、ティタン神族の一人。プロメテウスとは兄弟だ。
オリンポスの神々との戦いに敗れ、西方で天空を支える柱を肩に背負うという苦行を課せられたそうだ。つまり、あの球は地球ではなく天球だ。
天空を背負い続けるのはあまりにも苦しいので、ペルセウス(ギリシア神話の英雄)に頼んで自分を石に変えてもらったという話もある。この石が、アフリカ北西部にある現在のアトラス山脈。
そして、この山の向こうの世界の西の果てにある海が「アトランティス」と呼ばれた。
ふぅ~ん、どこまでが本当なのかな?
でも、ま、地図帳のことを「アトラス」と呼ぶことがあるのは本当。
ちなみに、地図帳の表紙にアトラスを描いたのは、メルカトル図法で有名なメルカトル(1512~1594)である。